総評★★★☆☆
ニューヨークの小さなラジオ局で、ニュース・ディレクターをしているジェフは、43歳の秋に死亡した。気がつくと学生寮にいて、どうやら18歳に逆戻りしたらしい。記憶と知識は元のまま、身体は25年前のもの。株も競馬も思いのまま、彼は大金持ちに。が、再び同日同時刻に死亡。気がつくと、また――。
人生をやり直せたらとは誰もが一度は思うことだろう。
新しい日々が来ることがどれだけ素晴らしいことか、この本は伝えている。
どんなに全力を傾けて物事に取り組んでも、1988年10月18日午後1時6分になると25年前に戻り、全てが無に返る。
その絶望はいかほどのものか。
一度行った退屈なことを繰り返すのはどれだけ忍耐のいることか。
パメラとの出会いが、彼に希望をもたせ、彼の人生に彩りを増す。
パメラとジェフの絆は堅く堅く結ばれている。
読みごたえ十分。
先が予測できないところがまた面白い。