評価★★☆☆☆
全く知らない世界のことが語られている。
ボスニア紛争、PR戦略、メディアの露出。
肥大化する世界の中で、イメージと情報はますます重要なものとなっていくのだろう。
民間企業の協力を得られるか、得られないかが国家の命運を決める。
そんなバカなことが、今の国際社会では重要らしい。
日本にはPRという意識は薄い。
PRという言葉が日本語に訳されていないことからもそれはうかがえるだろう。
ナチスの被害者の碑の前でひざまずく旧西独首相と、靖国神社に終戦記念日に参拝する日本首相、これらの伝えるメッセージは、本人が意図したとしないに関わらず、明確だ。
そして日本は意図しないことが多く、PR戦略も後ろ手にまわる。
先日行われたG7においても、日本の存在意義はどこにあったのだろうか。
国際社会で切磋琢磨された経験者や専門家が、今の日本には不足しているらしい。
言ったことがそのまま相手に伝わるような、よく言えば素朴な、悪く言えば単純なコミュニケーションしかとろうとしなかった日本は、これから苦労するに違いない。