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気合を入れた本とそうでない本の差が激しい、読書感想文。SF・ファンタジーに偏り気味
ノンフィクション・エッセイ
2007/08/16 (Thu) SF魂/小松左京

しをんのしおりしをんのしおり
(2002/05/21)
三浦 しをん

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評価★★★☆☆
エッセイ集。
漫画が好きで、BLも許容範囲で、妄想もバッチコーイな人なら楽しめるはず。

文章の書き方というか勢いが、やおい作家が同人誌に載せた対談や、サイト上の日記をほうふつとさせる。
フランス料理店で忙しく働く4人の男を見て友人と妄想したり、好きな漫画について語ったり、お台場や京都へ遊びに行ったり(旅先でもしっかり妄想はする)、バクチク(バンド)のおっかけをしたり。
ニヤニヤしながら読めた。

Web連載をまとめたものだが、今現在、ネット上で読むには有料となっている模様。
代わりに、こちらのブログで日記を書いているようだ。
上記のブログを読んでニヤリとできれば、あなたもお仲間。

以下、エッセイの中で一番気に入ったところを書き抜いた。
【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)
(2006/07)
北尾 トロ

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評価★★☆☆☆
とりあえず読んでは見たけれど。
裁判の傍聴ってこんなもんか。
友達の友達の噂話を聞いているようで、いまいちぴんとこない。

全部で25幕あるのだけれど、印象に残ったのは第11幕「卑劣」。

1998年9月、東京・清瀬で起きた19歳の女性刺殺事件。事件当時、21歳だった被告のツツミ(仮名)は、以前交際していた被害者にふられたことに怒り、高校の同級生ベッショ(仮名)と共謀して女性を監禁レイプ。その後、ストーカー行為を繰り返した挙げ句、殺害したというものだ。

一見、単純な事件だが、中身はややこしい。実はツツミ本人はレイプしたわけでも殺したわけでもなく、実行犯はすべてベッショなのだ……(以下略)

ツツミは巧みにベッショをなだめ、すかし、脅し、励まし、ベッショに全てをやらせた。
ツツミも凄いが、言いなりになって殺人までするベッショもベッショである。
結局ベッショには懲役12年が、ツツミには無期懲役が言い渡される。
まるでテレビドラマみたいだ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)
(2005/06/15)
高木 徹

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評価★★☆☆☆
全く知らない世界のことが語られている。
ボスニア紛争、PR戦略、メディアの露出。
肥大化する世界の中で、イメージと情報はますます重要なものとなっていくのだろう。

民間企業の協力を得られるか、得られないかが国家の命運を決める。
そんなバカなことが、今の国際社会では重要らしい。

日本にはPRという意識は薄い。
PRという言葉が日本語に訳されていないことからもそれはうかがえるだろう。
ナチスの被害者の碑の前でひざまずく旧西独首相と、靖国神社に終戦記念日に参拝する日本首相、これらの伝えるメッセージは、本人が意図したとしないに関わらず、明確だ。
そして日本は意図しないことが多く、PR戦略も後ろ手にまわる。
先日行われたG7においても、日本の存在意義はどこにあったのだろうか。

国際社会で切磋琢磨された経験者や専門家が、今の日本には不足しているらしい。
言ったことがそのまま相手に伝わるような、よく言えば素朴な、悪く言えば単純なコミュニケーションしかとろうとしなかった日本は、これから苦労するに違いない。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
五体不満足―完全版 (講談社文庫)五体不満足―完全版 (講談社文庫)
(2001/04)
乙武 洋匡

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評価★★★☆☆
最後の方は夢中になって読んだ。
面白かった。
「現役社長の成功話」みたいな感じ。
明るく元気なボクは障害者だけど、人生楽しーよーみたいな。
文章が読みやすいと思ったら、今新聞記者をやってるんだ。
裏表紙に「感動のベストセラー」とあるんだが、感動するところはないと思う。
勇気が出るのは確か。
誰もがこのように恵まれた人生を送れるわけではないってことは分かってるけどね。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
だから、あなたも生きぬいて だから、あなたも生きぬいて
大平 光代 (2000/02)
講談社
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総評★★★★☆
どんなことでも、自分の考え方次第で変わる。
この本から私はそうメッセージを受け取った。
いじめられてる貴方、死なないで。
どん底にいる貴方、やり直せるよ。
でもね。
いじめは我慢すればやり過ごせた、非行にはしったのは自分のせいだったなんて思わないで。
子どもは、大人を頼る権利があるの。
いじめは絶対に許されないこと。
誰が貴方を責められる。
誰が貴方を悪いという。
本気で叱る、大人が必要だった…子どもは誰でも親に構ってほしいんだね。
親に対する反抗が当然だ、とまではいかなくとも仕方がないと思うのは、私が子どもだからなのだろうか。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
SF魂 (新潮新書) SF魂 (新潮新書)
小松 左京 (2006/07/14)
新潮社
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総評★★★☆☆
日本SFの黎明期から現在まで、SFを書きつつ駆け抜けていった筆者が半生を振り替える。
SFや日本、人類や生命についての筆者の考えが述べられている。
SFについてもしっかりした考えをもっている。
SFが無限の可能性をもっていることに気付いた筆者は、世界を捉え自らの意見を表明する際にSFという方法を採った。
SFに限らず、台本を書き映画をつくりシンポジウムを企画しルポのため海外にとび、と何でもやっている。
まさに碩学の徒だ。
星新一とのエピソードにはニヤリとした。
日本原子力研究所での話には思わず笑ったね。

この本を読む前に、読んでおくべき本を以下にあげる。
読んでいなくても構わないが、知っていた方が「ああ、この本はこういう背景があったんだ」と楽しめる。
  • 復活の日
  • 果しなき流れの果に
  • 日本アパッチ族
  • 日本沈没
  • 継ぐのは誰か?
  • さよならジュピター
  • 虚無回廊
この本の後ろに年譜がついているので、著書や行った事業が確認できるよ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
十七歳だった! (集英社文庫) 十七歳だった! (集英社文庫)
原田 宗典 (1996/06)
集英社
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総評★★★☆☆
今の高校生はこういう日常を送っているのか?
それとも原田宗典だからなのか?
作者の17歳の頃を中心とした思い出話が詰まっている短編集。
しんみりした話はなく、どれもニヤニヤしたり吹き出したりするようなものばかり。
田舎の学校だったからか、不良のイメージが古い。
解説が山田詠美で気分が悪くなった。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
あはははは―「笑」エッセイ傑作選 (幻冬舎文庫) あはははは―「笑」エッセイ傑作選 (幻冬舎文庫)
原田 宗典 (1999/04)
幻冬舎
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総評★★★☆☆
久々に原田宗典のエッセイを読んで笑いたくなった。
彼のエッセイは高校大学時代の、不良になろうとしたこと、彼女とのデートのこと、貧しいアルバイト生活のことが中心とになっている。
軽妙な文体でノリがよく読みやすい。
よく考えれば大したことが書かれているわけでもないのに、ニヤニヤしてしまう。
誰もが共有できる、ちょっとした幸せ。
そんな話がぎゅっと詰まっている。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
天使と悪魔のイタリア 天使と悪魔のイタリア
半沢・メロジー タカコ (2003/03)
中央公論新社
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総評★★☆☆☆
最初の方はイタリアの国民性の紹介で「陽気な」「ほめ言葉、お世辞」「遅刻者」などトリビアみたいで面白かった。
その後、食べものや愛、おしゃれの章に入ってからは旅行ガイドみたいで楽しくなかった。
下着に金をかけるがブランド服は買わないとかブロンズ肌が好まれるとかは別にどうでもよかった。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
零下59度の旅 零下59度の旅
椎名 誠 (1991/03)
集英社
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総評★★☆☆☆
シベリアを旅した作者の写真記録集。
吐いた息がすぐ凍る世界は、幻のようにもファンタジーの世界のようにも思える。
写真も文章も、十分雰囲気を伝えてはいるんだけれど、もっとカラー写真が多いといいな。
20年経った今、シベリアの人々の生活も変わったんだろうか。

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