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気合を入れた本とそうでない本の差が激しい、読書感想文。SF・ファンタジーに偏り気味
ホラー
2008/08/09 (Sat) OKAGE/梶尾真治
2008/03/07 (Fri) 黒い家/貴志祐介
2007/12/15 (Sat) 夏の魔術/田中芳樹
2007/11/14 (Wed) 暗黒童話/乙一

OKAGE (ハヤカワ文庫JA)OKAGE (ハヤカワ文庫JA)
(1999/05)
梶尾 真治

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評価★★☆☆☆

あらすじ

ある日、子どもたちがひとり、またひとりと家族の前から姿を消しはじめた。母ひとり子ひとりで暮らす国広章子の息子も、突如姿を消してしまう。わずかな手がかりを求めて必死で探す章子。誘拐か神隠しか、あるいは家出なのか。やがて、子どもたちの失踪現象は全国規模で発生していることが明らかになるが…。ただごととは思えぬこの凶事は、果たしてなにかの前触れなのか?梶尾真治が渾身の力をこめて描く傑作ホラー。

感想

「黄泉がえり」は本作の姉妹篇らしい。

あらすじにホラーとあるが、怖くなかった。
私の想像力が足りないのかな。
人類滅亡ものにも分類できるので、SFとしてなら納得できる。

カジシンらしい愛や触れ合いが心に響かなかった。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
緑の我が家―Home、Green Home (講談社X文庫―ホワイトハート)緑の我が家―Home、Green Home (講談社X文庫―ホワイトハート)
(1997/06)
小野 不由美

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評価★★☆☆☆

あらすじ

浩志は、父親の再婚をきっかけに家を出た。壁に囲まれた路地を入り、「緑の扉」を開いた浩志を迎えたのは、高校生の一人暮らしには充分な広さの部屋と、不可解な出来事。無言電話、奇妙な落書き、謎の手紙etc.そして、「出ていったほうがいいよ」と呟く和泉少年の言葉が意味するものは…。嫌がらせ?それとも、死への誘い!?―怖い―。しかし浩志の家は、もはやここしかない!息をもつかせぬ本格ホラー。

感想

気味が悪いとは思ったけれど、怖くはなかった。
「悪夢の棲む家」「過ぎる十七の春」もそうだけど、講談社X文庫の小野不由美先生のホラーは怖くない。
同じ文庫でも「悪霊がいっぱい!?」から始まるゴースト・ハントシリーズは怖くて、ドキドキしながら読んだんだけどなぁ。

【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
天使の囀り天使の囀り
(1998/07)
貴志 祐介

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評価★★☆☆☆
恐ええぇ。
北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?前人未到の恐怖が、あなたを襲う。
アマゾン調査隊から恋人へのメール、が導入なので、興味をもって物語に入れた。
そのあと、学者の先生による専門的な説明のところでちょっと飽きた。
心情はよく伝わってくるのだけれど、情景描写が迫ってこない。
恐ろしい状況だということは登場人物の言動や、状況の説明で分かるのだけれど、あと一歩ぴんとこない。
【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
ISOLA―十三番目の人格(ペルソナ)ISOLA―十三番目の人格(ペルソナ)
(1999/12)
貴志 祐介

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評価★★★☆☆
悪者を倒してやあよかったと安心したあとで、すとんと落としてくれる。
最後まで気を抜けないホラー。

ペルソナという副題からなんとなくゲームのペルソナを想像していた(といってもプレイしたことないけど)。
超能力をもっている由香里が、多重人格の少女千尋のセラピーをすることから物語は始まる。
副題のペルソナってのは、千尋が抱えているそれぞれの人格のことを指しているんだ。
超能力者の苦悩や苦労を描いているという点では、宮部みゆきの短篇や、筒井康隆の七瀬シリーズと似ているかもしれない。

漢和辞典という小道具の活用が見事。
【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
(1999/04)
貴志 祐介

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評価★★★☆☆
サバイバルゲームもの。
藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景の中で目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ?傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。
「ギャルナフカの迷宮」と設定が似ているので、どうしても比べて読んでしまう。
よく分からない地図一枚にまわりの人間は全て敵、という状況だった「ギャルナフカの迷宮」に比べ、チェックポイントという目的地があり、女性のパートナーがおり、生き残るための情報が次々と入ってくる、という状況のこの作品は、甘く感じた。

ゲームの参加者が全て分かり、生きるために必要なアイテムも手に入れることが出来たので、道中ドキドキすることはあっても不安になることはなかった。
フィクションとしては楽しめたと思う。

ラストが納得いかない。
【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
黒い家黒い家
(1997/06)
貴志 祐介

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評価★★★☆☆
第4回日本ホラー小説大賞受賞作。
ホラー小説は、幽霊やゾンビが出てくる話だと思ってたが、今作を読みそうではないことを知った。
日本ホラー小説大賞は、「恐怖を通して人間の光と影を描こうとしている書き手のため」に設けられた賞。

日常が崩れ去ることが、一番恐い。
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子どもの首吊り死体の第一発見者になってしまう。程なく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾ない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。
まさにサスペンス小説。
最後の方は主人公と一緒に手に汗かいて、どきどきしながら読んだ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
ぼっけえ、きょうてえぼっけえ、きょうてえ
(1999/10)
岩井 志麻子

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評価★★☆☆☆
第6回日本ホラー大賞を受賞した表題作の「ぼっけえ、きょうてえ」含め、「密告函」「あまぞわい」「依って件の如し」の4つの短編が収録されている。
明治期の貧しい女郎屋、農村、漁村などで語られる怪談。

陽のあたる時間に読んだためか、怖くなかった。

「ぼっけえ、きょうてえ」とは、岡山地方の方言で、「とても、怖い」の意。
きょうてえ=恐てえ、なのね。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
夏の魔術 (講談社文庫)夏の魔術 (講談社文庫)
(2003/07)
田中 芳樹

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評価★★☆☆☆
ホラー・ファンタジー。
一人旅に出た大学生の耕平は、同じく一人旅に出た小学生の来夢と出会う。
無人駅で降ろされた乗客9人が乗ることになったのは、蒸気機関車。
乗ったはいいが、1時間経っても列車は直進を続けている。
どうやら日本ではない、どこかの世界へ入ってしまったらしい。

世界観が徹底しておらず、不安はあったが怖くはなかった。
軽く読めちゃう。
イラストは可愛い。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
暗黒童話 (集英社文庫)暗黒童話 (集英社文庫)
(2004/05/20)
乙一

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総評★★★☆☆
趣味が悪い!
これを人に勧めたら、人格を疑われそう。
それなのに、一つの物語として、ドキドキしながら読んでしまった。

突然の事故で記憶と左の眼球をなくしてしまった女子高生が主人公。
その事故からして趣味が悪い!
想像してみなさいよ、雪が降り積もる中、なくした眼球を探す少女を。
左眼はぽっかりあいており、吸い込まれるような暗闇になっている。
彼女は臓器移植手術で死者の眼球の提供を受けた。
その左眼が様々な映像を見せる。
それは眼球の持ち主が見てきた風景だった。

これが乙一世界なのか。
暗くて、世界の闇だと言えるのに、どこか優しいところがある。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
過ぎる十七の春 過ぎる十七の春
小野 不由美 (1995/04)
講談社
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総評★★★☆☆
読みやすい文体。
起こったことは怖いはずなんだけど、そんなに怖さを感じなかった。
心優しい従兄弟が豹変し、母親に冷たい態度をとるようになり、部屋に引きこもる。
そしてついには…という話。
「屍鬼」の方が怖かったな。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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