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気合を入れた本とそうでない本の差が激しい、読書感想文。メインの読書タイムは通勤時間。マイブームはライトノベル全般。
サスペンス
2010/03/06 (Sat) 沈黙の教室/折原一
2010/03/06 (Sat) 滅びの笛/西村寿行
2008/07/03 (Thu) 再生の朝/乃南アサ

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フェティッシュ (集英社文庫)フェティッシュ (集英社文庫)
(2008/10/17)
西澤 保彦

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評価

あらすじ

毎朝、新聞の葬儀告知欄をチェックする老人、過酷で不潔な仕事に倦む若い看護師、同棲相手に捨てられた傷を酒で紛らす男、息子の死の現実から逃避し、家出した女性―。彼らは、美しい少年クルミに出会い魅せられた。だが、クルミは、触れられると仮死状態になる特異体質だった為…。誰かを愛したい、誰かに愛されたいと願うフェティシスト。不条理な崇物愛の世界を抉るサスペンス・ミステリー。

感想

「フェティッシュ」は傑作である。

解説で山田正紀はこう曰っている。
解説において意欲作などの持ち上げ方は見るが、傑作とまで言えるほどの作品らしい。
どこが面白かったのか教えて欲しい。
最後の一行まで読んでも、何を言いたいのか、何を感じ取ればいいのか分からなかった。

クルミを巡る様々な人の視点から描かれており、章ごとに語り手が替わる。
トップバスターの老人から強烈だった。
厚手の黒タイツを履いた女性の脚が大好きで、見知らぬ人の葬式に出掛けては盗撮を繰り返す。
語りも変質的で、流石西澤保彦……と思った。

やや肥り肉の女のウエストから下の部分が我ながら驚くほどうまく、きれいにキャッチされている。黒いスカートに包まれた丸い臀部から、まさに彼の理想通りの黒タイツを穿いた脚が、くの字に脚を折り畳んでいる。そのえもいわれぬ、かたち。ちょこんと座布団に爪先を立てることで突き上げられた両あかとの部分に肌色が混ざり、うっすらピンク色につっぱっているのも鮮明に撮れている。

このノリについていける人だけどうぞ。

【以下ネタバレあり】
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
沈黙の教室 (ハヤカワ文庫JA)沈黙の教室 (ハヤカワ文庫JA)
(1997/05)
折原 一

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評価

あらすじ

青葉ヶ丘中学3年A組―悪魔のようなこのクラスを、担任教師が名づけて「沈黙の教室」。何者かが不気味な恐怖新聞を発行し、つぎつぎと粛清の対象を指名していく。そして行なわれる残酷ないじめ。やがて20年がたち、クラスの同窓会の告知が新聞に載った時、報復を誓う者による大量殺人計画がひそやかに進行しはじめた!めくるめく多重構造の謎と、じわじわと忍びよる恐怖。日本推理作家協会賞長篇賞に輝くサスペンス。

感想

んー、犯人が分かっても「なーんだ」って感じ。予想はしてなかったけど、あ、そうなんだ。

って、今読むと意味が分からない\(^o^)/


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
滅びの笛 (光文社文庫)滅びの笛 (光文社文庫)
(1987/08)
西村 寿行

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評価

あらすじ

南アルプス山麓を登山中のハイカーが人間の白骨死体を発見した。死体は鼠に喰われたものと推論された。70年に一度というクマザサの開花で、鼠が異常繁殖の兆候をみせているという。関係官庁の対策は後手に回り、犠牲者が続出、事件はただならぬ様相を深めた。―数十億の鼠の大群と人間の凄絶な闘いを描く壮大なサスペンス。

感想

趣味が悪い!どぶ鼠が大量発生して人間を襲い生きながらに喰うという食事中には読んじゃいけない小説。
不思議な魔力があるのか、読書を中断するのが難しかった。

萩野英理が解説で「いかにこの小説が現代的なテーマを扱っているものであるか!」と褒めているが、平成の世では時代遅れになっている。
昭和55年=1980年刊行。私が生まれる前の話だ。
露骨に称賛しているが、ここまで深読みされたら作者本望だろう。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
アウトブレイク―感染 (ハヤカワ文庫NV)アウトブレイク―感染 (ハヤカワ文庫NV)
(1988/03)
林 克己ロビン・クック

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評価

あらすじ

ロサンゼルスのクリニックで恐るべき伝染病が発生した。頭痛、高熱、吐血、そして死に至る。疾病管理センターから派遣された新米女医マリッサの奮闘によって、伝染病はエボラ出血熱、人間にとってもっとも危険なウイルスが原因とわかったが、過去アフリカでしか流行しなかったものがなぜ突然アメリカで発生したのかは謎だった。時をおかず、第二、第三のエボラが他の都市に現れた。現場へ飛んだマリッサは感染者に何か共通項がないかと調べるうち、奇妙な暗合に気づく。エイズ時代の戦慄をこめて放つ、医学サスペンスの第一人者の最新長篇。

感想

どんな複雑なストーリーなのかと思ったら、ハリウッドばりのサスペンス。
謎の伝染病の原因を調べていくうちに、とある陰謀が明らかになる。主人公マリッサは一人で証拠集めにはしっていたが、なぜか命を狙われるようになって…。
後半はマリッサの逃亡劇。ドキドキした。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
グレイヴディッガー (講談社文庫)グレイヴディッガー (講談社文庫)
(2005/06)
高野 和明

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評価

あらすじ

改心した悪党・八神は、骨髄ドナーとなって他人の命を救おうとしていた。だが移植を目前にして連続猟奇殺人事件が発生、巻き込まれた八神は白血病患者を救うべく、命がけの逃走を開始した。首都全域で繰り広げられる決死の追跡劇。謎の殺戮者、墓掘人の正体は?圧倒的なスピードで展開する傑作スリラー巨編。

感想

小悪党の八神が金の無心に友人宅を訪れると、友人は風呂場で奇妙な格好で殺されていた。
顔を確認したりしているうちに、玄関から突入してきた4人の男に襲われる。
骨髄移植手術のため病院へ行かなければならない、しかし前科があるため警察に追われ、謎の男達も追い掛けてくる。
東京をまたにかけた鬼ごっこが始まった…。

はじめは八神と警察の鬼ごっこと連続殺人事件だけだったのに、刑事部と公安部の対立、公安の闇と協力者エス、盗まれた遺体と事件の関係と順々に掘り出されていく。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)
(2004/05/27)
上甲 宣之

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評価★★☆☆☆

あらすじ

旅行で訪れた山奥の温泉地、そこは怪しい村だった―。女子大生しよりと愛子を次々に襲う恐怖の事件。今すぐ脱出しなければ片目、片腕、片脚を奪われ、“生き神”として座敷牢に一生監禁されてしまうという!?頼りの武器はケータイのみ!二人は生きて逃げ出すことが出来るのか。第1回『このミス』大賞で最大の話題を呼んだ、息つく暇さえない携帯電話ホラーサスペンスの最高傑作。

感想

どんでん返しの続く脱出ミステリー。
村人、愛子、物部さん、朝宮とそれぞれの人がそれぞれの主張をしていて誰を信じればいいのか分からない。
一章はしよりの視点で描かれるが、二章は愛子の視点に変わり「別れ屋」をやってることが分かる。
物部さんから電話がかかってきて村人から逃げる時の緊張感は良い。
愛子がトイレに籠もって繰り広げる格闘&頭脳戦も良い。

【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)
(2006/11)
安東 能明

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評価★★☆☆☆

あらすじ

12月30日の夜、神奈川大学駅伝チームの女子マネージャーが誘拐され、監禁中の彼女の映像がTV局に届く。駅伝生中継のジャックをも仄めかし、次々と要求を突きつけてくる誘拐犯。混迷の中でスタートした駅伝。そして、激走とシンクロするように誘拐犯・TV局・警察の熾烈な攻防戦が始まった。ハイテクを駆使し可能性の限界に挑んだ犯罪の結末は。一気読み間違いなしの傑作サスペンス巨編。

感想

実在する大学が出てくる、箱根駅伝を舞台とした誘拐小説。
誘拐事件そのものは、放送機械のことがよく分からなかったので、あまり楽しめなかった。
箱根駅伝の実況だけとなったラストはいい。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
メロス・レヴェルメロス・レヴェル
(2002/01)
黒武 洋

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評価★★☆☆☆

あらすじ

勝者には最高の名誉と金。敗者には凄絶なペナルティ。政府公認で選出された十組のペアは、自らを賭して闘った―。全国家レベルで人間への讃歌を謳い上げる、「メロス・ステージ」開幕!第一回ホラーサスペンス大賞受賞第一作。

感想

極端な管理社会になった要因が適当に済まされていてがっかり。
この時点で真面目に読もうとしたらいけないのだと、気づけば良かった。

国主催の絆を確かめるためのイベントが「メロス・ステージ」
内容はテレビでよくあるクイズ番組のよう。
2人組で出場し、負けたペアはペナルティを負う。
絆を確かめるためにどんなつらい試練をこなさなければいけないのかと思ったら、それがしょぼい。
相手のことに関する設問(父と息子のペアだったら「息子が入学祝いに母親から貰ったものはなにか」など)に答えたり、温度が上がったり下がったりする箱の中で体力耐久勝負をしたりする。
重いペナルティ(視覚や両腕を失う)がなければ、どこぞの民放でやっててもおかしくないくらいありふれた内容。

メロス・ステージに賛同するようなラストにがっかり。
絆を確かめるために命をかける必要がある、国主催のクイズ番組の影響で、世の中の人々も絆の大切さに気づいたとか、なんだそりゃ。
真面目に読むと損する。
エンタメとしては楽しめたんだけどねぇ。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
そして粛清の扉を (新潮文庫)そして粛清の扉を (新潮文庫)
(2005/01)
黒武 洋

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評価★★★☆☆

あらすじ

卒業式を翌日に控えた高校で、突如として発生した学校ジャック事件。武器を手に、生徒を人質にとったのは、普段は目立たない中年女性教諭だった。彼女の周到に練られた計画と驚くべき戦闘力は、対峙した警視庁捜査第1課の精鋭「特警班」さえをも翻弄する。焦燥し、混乱する警察、保護者を前に、一人また一人と犠牲者が…。第一回ホラーサスペンス大賞を受賞した衝撃の問題作。

感想

はじめは、犯人の過激な発言についていけなかった。
おとなしい高校教師がいきなり拳銃片手に学校ジャックをして生徒を殺すことに違和感を感じたし、一人娘が暴走族に殺さされただけにしては態度が豹変しすぎだと思った。
けれど、警察とのやり取りを通して知的ゲームの様相を示してきてから緊張感が増し、面白くなった。
非常に頭が切れる犯人と警察との攻防。
明かされていく生徒の罪に合わせて行われる私刑。
クライマックスに向けて、どんどん煽られていった。

【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
再生の朝 (新潮文庫)再生の朝 (新潮文庫)
(1998/01)
乃南 アサ

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評価★★☆☆☆

あらすじ

十月七日午後五時三十分。萩行きの夜行高速バスが品川のバスターミナルを出発した。乗客乗務員は十二人。約十四時間で目的地到着の予定だったのだが…。深夜に乗務員が殺害され、バスは殺人者とともに、何処とも知れぬ闇の中に放り出される。台風接近で風雨も激しさを増し―。それぞれの人生を背負って乗り合わせた登場人物たちの多視点から恐怖の一夜を描く、異色のサスペンス。

感想

短いながらもすっきりとまとまっているサスペンス。
ハイジャックされたバスに乗り合わせた9人の乗客が、それぞれ事情を抱えた赤の他人だったのが、困難を乗り越え集団としてまとまっていく。

【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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