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気合を入れた本とそうでない本の差が激しい、読書感想文。メインの読書タイムは通勤時間。マイブームはライトノベル全般。
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しゃばけ (新潮文庫)しゃばけ (新潮文庫)
(2004/03)
畠中 恵

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総評★★★☆☆
うん、なかなかいいんでない。
妖怪が見えて話せるという設定もいい。
解決方法が割とさっぱりした感じだが、この方がテンポがそこなわれなくていいね。

薬種問屋の一人息子である一太郎は身体が弱く床に伏せることも多い。
しかし人殺しを目撃し、幾日か経ったあと似たような事件が起こったという。
一太郎は自分が見たことが犯人を捜し出すのに役立つかもしれないと、妖怪達に協力を頼み独自の調査を開始する。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
鏡の国のアリス鏡の国のアリス
(1982/01)
広瀬 正

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総評★★★☆☆
男湯に入ったはずが女湯になっていた。
気が付くと全てがあべこべになっていた。
まるで鏡に写したように、文字も建物も何もかもが左右対称なのである。
木崎青年はこの鏡の中の世界で様々な出来事に遭遇する。

表題作の他に短編が三作品収録されている。
まず「鏡の国のアリス」はうーん、それなり。
朝比奈先生のVTRの説明にちょっと挫けそうになった。
終わりの言葉は「この世界と向こうの世界、どっちが正しいのかね?」という解釈でいいのかな。
また、小説内に広瀬正が出てくる。
あれか、本当にナルキッソスなのか!?
「フォボスとディモス」は女の愛の変化。
記憶が定かでないが彼女を愛しているという男、記憶もはっきりしており彼女と関係をもった相手に嫉妬心をもつ男、どちらが彼女にとっての本物なのか。
「遊覧バスは何を見た」はノスタルジー。
変わりゆく東京、移りゆく季節、世代は変わり時代も変わる。
「おねえさんはあそこに」はちょっと切ない。
ハルオにはお母さんがいない。
けれど優しいお姉さんがいる。
ハルオの世話はお姉さんがしてくれる。
お姉さんが喜ぶとハルオも嬉しい。
お姉さんが悲しいとハルオも悲しい。
一緒にご本を読んだり、積み木遊びをしたりする。
ある日、外で遊ぶことになり…。
この続きを書いたらネタバレになってしまう。

広瀬正の本制覇まであと4冊!

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
エロス (1982年)エロス (1982年)
(1982/04)
広瀬 正

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総評★★★★☆
そう来るか。
最後の最後にどんでん返しがきた。

歌手生活37周年のリサイタルを間近に控え、打ち合せを行う橘百合子。
ふとしたことから、歌手になったきっかけを語ることになる。
もしその時その人と出会わなければ別の人生が待っていた…そう、〈もう一つの過去〉が。
〈過去〉と〈現在〉を行き来するうち〈もう一つの過去〉も介入を始め、それが思いもよらぬ〈現在〉を指し示す。

解説は小松左京。
書き出しが「残念な事に、生前の広瀬正氏とは、あまり深いお付き合いができなかった。」となっている。
星新一も同じようなこと書いてなかったっけ?

一回読んでしまえば、トリック(というほど大げさなものではないが)は分かってしまう。
だが何度読み返しても色褪せない。
その時代の空気を感じるのだ。
市電が走っていた頃の、昭和一ケタの東京。
民衆はラジオを聞き、市電の運転手が月給130円をもらい、一日の楽しみとして酒を嗜む。
ある少年はバンドに出入りし小遣いを稼ぎ、蒸気機関車の模型をつくり、ハーモニカをやりバイオリンをやりウクレレをやり、市民コーラスに入り、更に自分で電畜を組み立てようとしている。
人々が生活している雰囲気が伝わってくる。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
帝国の娘 (前編) (コバルト文庫―流血女神伝)帝国の娘 (前編) (コバルト文庫―流血女神伝)
(1999/07)
須賀 しのぶ

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総評★★☆☆☆
期待して読んだんだが、うーんやっぱりコバルト文庫だな。
いまいち。
もっと細かく一つ一つしっかりと描写してくれればいいのに。
それを如何に飽きさせないで読ませるかが腕の見せ所なんだと思う。

あらすじはこんな感じ。
山奥のひなびた村に住む娘カリエは、いきなり金髪の軍人にさらわれる。
とある事情により、どうやら両親に売られたらしい。
病に伏した皇子の身代わりとして、皇子のふりをすることになったが…。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
マイナス・ゼロ (集英社文庫 141-A)マイナス・ゼロ (集英社文庫 141-A)
(1982/01)
広瀬 正

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総評★★★★☆
ややこしいが、読ませる。
日本人だから書けるタイムマシンもの。
今読んだばっかりで頭の整理がよく出来ていないが、ミステリー小説の犯人が判明した時のように「分かった!」という気分が心を占めている。
最後にでっかいどんでん返しが起こる。
アシモフのような感じで私は好きだな。
タイムトラベル小説の最高峰との名に恥じない。
娘が私で私が君で、君が母で母が娘で、ややこしいが面白いよ!
昭和7年での生活が長く書かれているが、当時の情勢を何も知らない私でも分かりやすかった。

解説が星新一であるのも個人的に良し。
ごちゃごちゃ細かいごたくを並べるのではなく、彼への追悼に限り読者の解釈に任せているのがいい。
彼も解説で述べたように、私も題名で損をしていると思う。
「マイナス・ゼロ」という名前だけ聞くと、理系の細かい理屈が延々と続くハードSFだと勘違いしてしまう。
また、同人誌「宇宙塵」が20周年だと語っていたが、ワールドコンが日本で開催された今、50周年なんですよ。
いやー、時代を感じるな。
古きよき時代というかSFの黄金期だったんだね。
昭和2年の街並みなども調べたらしいが、必要な情報に限り作中で用い、読者の目線から書いているのでくどくない。
文句なしのナンバーワンタイムマシンものです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
合衆国侵攻作戦―レッドサンブラッククロス〈1〉 (C・NOVELS) 合衆国侵攻作戦―レッドサンブラッククロス〈1〉 (C・NOVELS)
佐藤 大輔 (2001/02)
中央公論新社
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総評★☆☆☆☆
無理、無理、頑張った。
最初は好みだと思ったんだよ。
第二次世界大戦に勝ったドイツと日本が戦う歴史シミュレーションだと思ってさ。

第二次世界大戦で英仏を相手に勝ち、広大な帝国を北欧に築いたドイツ。
日露戦争で大陸への足掛かりを失ったため貿易に専念し、世界に誇る経済力をもつ日本。
ヴィシー・フランス政権を確立し、ドイツの一部となったフランス。
ドイツに本土を奪われカナダに亡命政府を樹立したフランス。
アメリカ合衆国を舞台に、今、独対英日の第三次世界大戦の幕が開こうとしている。

軍人、戦艦、戦闘機、兵器のオンパレード。
壮大な歴史を理解するためには必要なのかもしれないが、途中で嫌になってしまった。
大ドイツ帝国軍事組織編組が出てきた時点で嫌な予感はしたね。
エーリッヒ・フォン・マンシュタイン元帥、パウル・フォン・ギースラー装甲兵少佐をはじめこの巻だけでも20人近い軍人が登場する。
ヒトラーやロンメル、アイゼンハウアーや山本五十六など実在の人物も出てきます。
人も戦艦も、途中からどれが本当にあったものでどれが作りものなのか分からなくなった。
勘弁して下さい…。
戦闘機もダメ、ギブアップ。
メッサーシュミットまでは付いていけたけどあとはちんぷんかんぷん。

この本を読むなら、第二次世界大戦の軍人・戦艦・戦闘機の知識は必要。
書き下ろし短篇の「最後の一人まで」は心に残った。
ううううぅ。やりきれない。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
桜の園 桜の園
吉田 秋生、深沢 梨絵 他 (1992/11)
角川書店
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総評★☆☆☆☆
頑張って読んだ!!
お嬢様学校の演劇部は、創立記念日にチェーホフの「桜の園」を上演する。
三年生にとっては最後の舞台となる。
それぞれの部員の胸に去来する想いは…?

映画の小説化なんだが、どうして角川ルビー文庫で出した!?
表紙を見て分かる通り、時代が古い。
平成4年発行なんだけど、今と高校のイメージが全然違う。
パーマかけただけで不良って何だそりゃ。
内容がないようとくだらないことを言いたくなるくらい中身もくだらない。
何を言いたいのかさっぱりだよ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
日本以外全部沈没―パニック短篇集 (角川文庫) 日本以外全部沈没―パニック短篇集 (角川文庫)
筒井 康隆 (2006/06)
角川書店
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総評★★☆☆☆
何だこれは。
ナンセンス。風刺。馬鹿馬鹿しくもとんでもない。
日本以外の国が全部沈没し、各国の有名人が必死に生き残ろうとする表題作をはじめ11の短篇が収録されている。
どれもこれも痛烈に揶揄しているものばかり。
アフリカの一部族が国として独立し核ミサイルを購入したり、農協のじじばばが月へ行ったり、江戸時代の領主が仇討ちをするはずが大道芸人の大家族になったり。
まさにカオス。
題名に騙されちゃいかん。
「日本沈没」のパロディだと思ったなら大間違い。
ごった煮の闇鍋。
昭和40年代前後の作品なので、その時代を知ってると楽しめるかも。
農協ツアー、どっきりカメラ、ゲバルト、大阪万博、コスイギン、カポーティ、ハワード・ヒューズなどなど。
また以下の文が印象に残った。
「これが茶番か、ほんとの出来ごとか、そんなことはあんたらが勝手に決めたらええことやおまへんのか。マスコミが今さらわたしらの意見聞くのはおかしい。今までマスコミは意見をわたしらに押しつけてきたし、わたしらは押しつけられるのにええ加減うんざりしてた。今度は嘘か本当かわからんような情報をわたしらに押しつけた。その押しつけ方によってわしらが茶番やと判断したのがなんで悪い。そうでのうてもわたしらはそれぞれ、自分のことをかかえこんどる。ここのおっさんは二千万円競輪で勝って喜んでる。二千万円よりも宇宙人の方を気にせえというのはあんたの勝手な言い分や。それ気にするのはあんたらの問題と違いまっか。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
スターシップ・オペレーターズ〈1〉 (電撃文庫) スターシップ・オペレーターズ〈1〉 (電撃文庫)
水野 良 (2001/03)
メディアワークス
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総評★★☆☆☆
序章である。
この巻だけでつまらないと決め付けることは出来ない。

数年前にアニメ化したスターシップ・オペレーターズの原作。
宇宙艦での演習中に母国が王国に攻められ降伏する。シノンら防衛大の学生らは祖国を取り戻すために王国と戦うことを決意する。
莫大な資金の提供と交換に、戦闘の様子をTVネットワークで中継すると約束して。
かくして果てしなく勝率の低い命懸けの戦いが始まる。

この巻はプロローグ。
見開きカラーページに出ている9人の女性さえも紹介しきれていない。
美少女と宇宙艦隊の戦争が好きな人には堪らないかも。
ただスペースファンタジーならもっと本格的なものがある。
あくまでもライトノベル。
しかし一巻がこれだけ面白くなけりゃ、これからは期待できないだろうな。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
モンゴルの残光 モンゴルの残光
豊田 有恒 (1977/02)
講談社
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総評★★☆☆☆
元が世界を支配するジンギスカン紀元811年、一人の青年がいた。
白人は虐げられ、不当な差別を受ける時代である。
この不平等な世界を変えるため、シグルトはタイムマシンでモンゴル帝国の時代へ飛ぶ。

とにかく言葉が難しい。
鷸蚌の争い、轍鮒、殷賑、残渣など辞書で調べる度に気をそがれた。
途中で何度か読むのを止めようと思った。
分類としてはタイムマシンものの一つと言えるだろう。
シグルトが経験した白人差別の世界の歴史についてもっと触れ、歴史変更後の世界と対比してくれたらよかった。
あまり主人公に感情移入出来なかった。
主人公が日本人だったらもっと楽しめたかもね。
それはそれですごいご都合主義になりそうだが。

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