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気合を入れた本とそうでない本の差が激しい、読書感想文。SF・ファンタジーに偏り気味
解決まではあと6人―5W1H殺人事件 (講談社文庫)解決まではあと6人―5W1H殺人事件 (講談社文庫)
(1994/07)
岡嶋 二人

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評価★★☆☆☆

あらすじ

次々と興信所を訪れては、およそ事件とは思われない奇妙な依頼をしていく謎の女・平林貴子。いったい、彼女の本当の目的は何なのか。やがて、それぞれの調査報告が、ひとつの輪のように繋がって隠された大事件の全容が明らかになっていく。斬新なスタイルで、読者に挑戦する華麗なるメドレー・ミステリー。

感想

てんでばらばらに見える5つの依頼が、一つの事件の真相を照らしだす。

あまり記憶に残らない。
各章ごとに違う興信所の人間が出てくるので、「事件の概要が分かってきたぞ!」みたいな盛り上がりに欠けた。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)
(2006/05/20)
大崎 梢

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評価★★★☆☆

あらすじ

「いいよんさんわん」―近所に住む老人に頼まれたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後、失踪した母の行方を探しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組んでいく。初の本格書店ミステリ、第一弾。

感想

明るくて気持ちがいい、書店が舞台のミステリー。
殺人事件はなく、お客さんの探してる本を見つけたりするような、ほのぼのした話が中心。
謎は簡単で、伏線がはっきりしていることもあり、すぐ分かる。

後味がいい。
「ああ、いいな」と思わせるような夢のある短編集になっている。

よし、明日本屋へ行こう。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
タイトルマッチ (講談社文庫)タイトルマッチ (講談社文庫)
(1993/12)
岡嶋 二人

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評価★★☆☆☆

あらすじ

元世界ジュニア・ウェルター級のチャンピオン最上永吉の息子が誘拐された。彼を破ったジャクソンに義弟が挑むタイトルマッチ二日前の事だった。犯人の要求は、“相手をノックアウトで倒せ。さもなくば子供の命はない”。犯人の狙いは何か。意想外の脅迫に翻弄される捜査陣。ラストまで一気のノンストップ長編推理。

感想

読み終わってから気付いたのだが、誘拐事件が起きてからタイトル戦が行われるまで、三日しか経ってないのね。

【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)
(2003/01)
浅井 ラボ

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評価★★☆☆☆

あらすじ

森羅万象を統べる究極の力、咒力。それを自在に操る咒式士二人組。ひねくれ者のガユスと非常識極まりない美貌の狂戦士ギギナは、事務所の財政難を解消すべく、いつものように役所の下請け仕事を引き受けたのだが…待っていたのは900歳になろうかという巨大竜。しかもそいつを倒したのがまずかったらしい。皇国を揺るがす大陰謀劇に強制出演となってしまった!第7回スニーカー大賞受賞作(『されど咎人は竜と踊る』を改題)にして、傍若無人のテクノマジック・ノベル誕生。

感想

化学系ファンタジー。
アセチルコリン、トリニトロトルエンなどの物質名の連発&漢字の多さにお腹いっぱい。
戦闘場面はこんな感じ。

ギギナの発動した生体強化系咒式第五階位〈鋼剛鬼力膂法バー・エルク〉により、筋肉繊維の遅筋にグリコーゲン、速筋にグルコースとクレアチンリン酸が、両方にアデノシン三燐酸と酸素を送り込み乳酸を分解、ピルゴン酸へと置換。脳内四十六家と抑制ニューロンによる筋肉の無意識限界制動を強制解除する。同時に甲殻鎧の各部を締める螺旋を弾き飛ばすほどに、瞬間的に筋組織容量が増大する。
この雰囲気に耐えられるかどうかで、読む人を選ぶ作品だと思う。
ライトノベルってレベルじゃねーよ。

ギギナとガユスの、頭を無駄に使っているバカっぽい会話は魅力的。

俺はギギナの口真似を完璧にしてやった。相棒の心底厭そうな顔が大変爽快だ。
「貴様に猿真似されるとは不愉快だ。まあ、貴様の真似は犬の糞に任しておけば、これ以上の名演技はないしな」
「この高性能酸素消費及び二酸化炭素発生装置が何言ってやがる。俺は爽やかさと透明感でここまでやってきたんだ」
「ああ、だから女の目にはなかなか見えないわけか」

怒涛の罵詈雑言の嵐。
しかもレベルが高い。

イラストの雰囲気は、物語に非常に合っている。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
女王様の紅い翼 (講談社ノベルス)女王様の紅い翼 (講談社ノベルス)
(1995/02)
高瀬 彼方

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評価★★☆☆☆

あらすじ

シャイア・メイソン―宇宙海賊組織「アルハザード・ファミリー」の誇る天才パイロット。真紅の愛機に乗る彼女を、人は“ガニメデの紅い翼”と呼ぶ。だが、彼女には、もう一つ通り名があった。“女王様”シャイアと、その専属メカニック、フーバー少年の常軌を逸する大活躍を描く宇宙戦記が、いま開幕する。

感想

美人で天才だけどわがままで自己中心的で凶暴なパイロット・シャイアと、彼女の機体を整備するメカニックで「宇宙一のマゾ野郎」「女王様の犬」などの呼ばれ方をしているフーバーの話。
シャイアさんの我が道を行くところなどは、お涼さんを髣髴とさせた。

シャイア、フーバーそれぞれの視点で交互に描かれており、口調が軽い。
たとえば、シャイアサイドの冒頭。

「ちょいと、フーバー!」
「は、はい!お帰りなさい!」
私が母艦に帰艦してコクピットから降りると、オイルにまみれたツナギを着た、オイル臭い小僧が慌てて走り寄る。ちゃんと、そうしつけてあるのよ。
「このバカ、オイル漏れをおこしているじゃないのさ!私を殺す気かい!」
そう、宇宙空間での戦闘中にオイル漏れなんてシャレになんないミスを、このメカニックの小僧はやらかしてくれたのよ。

ハートマークも使われており、文体としてはライトノベルに近い。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
月光亭事件 (徳間文庫)月光亭事件 (徳間文庫)
(1996/10)
太田 忠司

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評価★★☆☆☆

あらすじ

名探偵・石神法全の事務所を引き継いだ野上英太郎のもとに、法全の紹介で狩野俊介少年と愛猫ジャンヌが訪れた。探偵志願の俊介の助手入門を許した直後、依頼人が扉を叩いた。街一番の病院の院長、豊川だった。妻が宗教にいれ上げ、怪しげな導師を家に泊めて迷惑しているという。彼等が邸に赴くと、導師は庭内の庵で奇跡を見せると嘯いた。午前零時、突如停電が起り、密室の庵では殺人が…。

感想

うーん、可もなく不可もなく。
少年探偵狩野俊介くんは、ちょっといい子すぎて面白くなかった。
天才だけど素直でお行儀がいい。
野上さんが平凡だから、もっと破天荒な感じでもよかった。

【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
ビッグゲーム (講談社ノベルス)ビッグゲーム (講談社ノベルス)
(1985/12)
岡嶋 二人

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評価★★☆☆☆

あらすじ

プロ野球情報戦の暗部を鋭くえぐる傑作ミステリー。高度のデータ野球でV4をめざす新日本アトラス。これをはばもうとする他球団ではネット裏で必死の情報収集が行われていた。アトラス球団の覗き部屋と呼ばれる情報管理室スタッフが不可解な殺人事件に遭遇する。データを狙うスパイを操るのは誰なのか?

感想

新書二段組み250ページと、岡嶋二人作品にしては長め。
「そして扉が閉ざされた」などは厚さが気にならないで読めたのだが、本作はすらすら読むことはできなかった。
何が違うのか分からないが、なんか読みにくかった。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
彩雲国物語―はじまりの風は紅く (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語―はじまりの風は紅く (角川ビーンズ文庫)
(2003/10)
雪乃 紗衣

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評価★★★☆☆

あらすじ

秀麗は彩雲国でもピカいちの名家・紅家のお嬢様。なのに家計は火の車。明日のごはん代を稼ぐため、舞い込んだオイシイ話に飛びついたのはいいけれど、その依頼ときたら即位間もない「ダメ王様」教育係で、しかもお仕事期間中は貴妃として後宮に入れというものだった。ほかに妃嬪のいない空室アリの後宮で、まったく女に興味ナシの困った王様と秀麗師の、奇妙な関係が始まる!第1回ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞。

関連レビュー

次巻【彩雲国物語―黄金の約束/雪乃紗衣】

感想

アニメにもなった話題作のこのシリーズに手を出してみた。
読む前は中華風シンデレラ・ストーリーだと思っていたのだが、いい意味で予想が裏切られ、面白かった。

キャラクターが魅力的。
家柄が良いが貧しいという境遇で「私は姫なのにどうしてこんなに貧しいの」「父様がいけない」とひねくれることなく、つらいこと大変なこともすべて受け止めて、前向きに生きる秀麗がとても魅力的。
王のために、辛く思い出したくない記憶を笑顔で話せる強さがある。
迷子の子犬みたいに秀麗に懐いている劉輝は可愛く、王の自覚をもちバカ殿の演技をやめた劉輝には惚れ惚れする。
秀麗が劉輝の言動に赤面したり困惑したりする度にニヤニヤしてしまった(*´∀`*)

秀麗も劉輝も静蘭も、登場人物が皆それぞれの事情を抱えて生きている。
それは重いだけじゃなくて、人を想う愛しさも含まれていて、優しい気持ちになれる。

こういう綺麗にまとまっている作品は大好きだ。

【以下ネタバレあり】

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌
白夜の弔鐘 (トクマ・ノベルズ)白夜の弔鐘 (トクマ・ノベルズ)
(2005/01)
田中 芳樹

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評価★★☆☆☆

あらすじ

パリに住むフリーの傭兵・古郷聖司は、傭兵組織のボス・オルソップの仲介で仕事を受けた。北極海周辺の温暖化のために建設された「ベーリング海峡ダム」を、ソ連反体制派破壊分子から護ってほしいという。一方、妻を殺され、復讐に燃えるKGBのマリノフは、反体制派の謎の人物「コーリャ」の犯行という手がかりを得て、彼を追ってパリへ向かう…。「銀河英雄伝説」の前年に書かれた、著者の気宇壮大な処女長篇。

感想

なんか普通の小説だった。
旧ソ連が舞台であるところが時代を感じる。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
緑の我が家―Home、Green Home (講談社X文庫―ホワイトハート)緑の我が家―Home、Green Home (講談社X文庫―ホワイトハート)
(1997/06)
小野 不由美

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評価★★☆☆☆

あらすじ

浩志は、父親の再婚をきっかけに家を出た。壁に囲まれた路地を入り、「緑の扉」を開いた浩志を迎えたのは、高校生の一人暮らしには充分な広さの部屋と、不可解な出来事。無言電話、奇妙な落書き、謎の手紙etc.そして、「出ていったほうがいいよ」と呟く和泉少年の言葉が意味するものは…。嫌がらせ?それとも、死への誘い!?―怖い―。しかし浩志の家は、もはやここしかない!息をもつかせぬ本格ホラー。

感想

気味が悪いとは思ったけれど、怖くはなかった。
「悪夢の棲む家」「過ぎる十七の春」もそうだけど、講談社X文庫の小野不由美先生のホラーは怖くない。
同じ文庫でも「悪霊がいっぱい!?」から始まるゴースト・ハントシリーズは怖くて、ドキドキしながら読んだんだけどなぁ。

【以下ネタバレあり】

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