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気合を入れた本とそうでない本の差が激しい、読書感想文。メインの読書タイムは通勤時間。マイブームはライトノベル全般。
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飛ぶ教室 (講談社文庫)飛ぶ教室 (講談社文庫)
(2003/12)
エーリッヒ ケストナー

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評価★★★☆☆

あらすじ

子どもだって、ときにはずいぶん悲しく、不幸なことだってあるのだ…。20世紀初頭。孤独なジョーニー、頭の切れるマルチン、腕っぷしの強いマチアス、弱虫なウリー、風変わりなゼバスチャン…個性溢れる五人の生徒たちが、寮生活の中で心の成長を遂げる。全世界が涙したケストナーの最高傑作を完全復刻。

感想

活字倶楽部09冬号で、菅浩江先生が〈ナンシー・ドルー・シリーズ〉についていい子が正当に評価されるという、今では忘れられかけている正当な「胸のすきかた」が嬉しいと語っている。
本作にもその言葉がそのまま当てはまりそう。
高等中学校で寄宿舎生活をしている少年達は、仲間のためには寮の規則も破って駆けつけるし、正々堂々と一騎打ちをする。
「道徳」という言葉が健全な時代、正義が存在することを確かに感じられる時代を生きている。

この本は少年時代に読みたかった。
読んで泣けたんだけど、子ども時代に読んだらまた感触が違かっただろう。

多くの人が心に残ったであろう部分を書き残しておく。

ただ一つ、自分をごまかしてはいけません。またごまかされてもいけません。不幸にあったら、それをまともに見つめることを学んでください。うまくいかないことがあっても、あわてないことです。不幸にあっても、くじけないことです。
へこたれてはいけません。不死身にならなくては。
ボクサーの言葉を借りれば、防御ガードをかたくしなければいけません。ぶんなぐられてもそれにたえ、それをがまんすることを学ぶのです。でないと、みなさんは人生のくらわす最初の一撃で、もうグロッキーになってしまいます。なにしろ、人生というやつは、ものすごくでかいグローブをはめていますからね。みなさん、それにたいする覚悟なしに、そういう一発をくらうと、あとはもう、ちっぽけな蠅のせきばらい一つで十分、それだけでもう、うつぶせにのびてしまいます。
だからいうのです。へこたれるな、不死身になれ、と。わかりましたね。いちばんかんじんなこのことさえわきまえていれば、勝負はもう半分きまったようなものなのです。なぜなら、そういう人は、ちょっとぐらいパンチをくらったところで、おちついたもので、いちばんかんじんなあとの二つの性質、つまり勇気と、かしこさをしめすことができるからです。わたしがつぎにいうことを、みなさんは、よくよくおぼえておいてください。
かしこさをともなわない勇気はらんぼうであり、勇気をともなわないかしこさなどはくそにもなりません!世界の歴史には、おろかな連中が勇気をもち、かしこい人たちが臆病だったような時代がいくらもあります。これは、正しいことではありませんでした。勇気のある人たちがかしこく、かしこい人たちが勇気をもったときにはじめて――いままではしばしばまちがって考えられてきましたが――人類の進歩というものが認められるようになるでしょう。

今の時代は、重点を置かれるべき価値観がなにか違うような気がする。

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テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
(2002/09)
飛 浩隆

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評価★★☆☆☆

あらすじ

ネットワークのどこかに存在する、仮想リゾート“数値海岸”の一区画“夏の区界”。南欧の港町を模したそこでは、人間の訪問が途絶えてから1000年ものあいだ、取り残されたAIたちが、同じ夏の一日をくりかえしていた。だが、「永遠に続く夏休み」は突如として終焉のときを迎える。謎のプログラム“蜘蛛” の大群が、街のすべてを無化しはじめたのである。こうして、わずかに生き残ったAIたちの、絶望にみちた一夜の攻防戦がはじまる―仮想と現実の闘争を描く『廃園の天使』3部作、衝撃の開幕篇。

感想

文体が好きだ。
文章を読むと、頭の中に幻想的な風景が広がる。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
彩雲国物語 朱にまじわれば紅 (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語 朱にまじわれば紅 (角川ビーンズ文庫)
(2005/04/28)
雪乃 紗衣

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評価★★☆☆☆

あらすじ

即位間もないダメ王様・劉輝の側近に抜擢された、文官の絳攸と武官の楸瑛。けれど肝心の劉輝には逃げられてばかりで目通りすら叶わず、不毛な日々を送っていた。そんな折、城内に幽霊が出るというウワサが立って…?(「幽霊退治大作戦!」)ほか、杜影月との出会い、風邪ひき秀麗の周囲で繰り広げられる珍騒動など、彩雲国の裏に隠された4編の秘密のストーリーを収録。大人気・極彩色ファンタジーに待望の外伝登場。

感想

藍楸瑛は女殺しという忘れかけた設定を思い出した。
楽しいんだけど、お約束がお約束らしく行き過ぎて物足りない。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
(2008/01/19)
葵 せきな

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評価★★☆☆☆

あらすじ

私立碧陽学園生徒会室―そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園。生徒会メンバー中、唯一の男性である副会長・杉崎鍵は、今日も生徒会室の中心で愛を叫ぶ。「俺は美少女ハーレムを作る!」と(ただし、扱いは空気以下)。そして、お子サマ生徒会長・桜野くりむは、今日も生徒会室の中心で身勝手を叫ぶ。「ただの人間には興味あ(自主規制)」日々くり広げられる、ゆるすぎる会話。日々費やされる、青すぎる青春。いざ行かん少年少女よ、妄想という名の大海原を!これは、ユカイツーカイついでにちょっぴり秘密アリな碧陽学園生徒会メンバーたちの、愛すべき日常をつづった記録の一端である。

感想

「このライトノベルがすごい!2009」第7位に輝いた話題作。
明らかにギャルゲちっくな絵柄と生徒会の日常どたばた劇と聞き期待したんだけど…これは私が女だから楽しめなかったのかな。

個性豊かな生徒会所属の女の子4人を相手に唯一の男子・杉崎鍵が繰り広げるハーレム劇場。
もろギャルゲのノリ。
オタクのあるあるネタが多い。
それはそれで構わないんだけど、女の子達が地の文で杉崎をよいしょする部分に耐えられなかった。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
彩雲国物語 藍より出でて青 (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語 藍より出でて青 (角川ビーンズ文庫)
(2006/03/31)
雪乃 紗衣

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評価★★☆☆☆

あらすじ

会試直前の王都に、天才・藍龍蓮がやってきた!自由人な彼のキテレツな振る舞いに、兄の楸瑛は大迷惑。しかし周囲の声なんて気にもせず、龍蓮が「心の友」 (=秀麗と影月)のために巻き起こした大騒動とは!?(「王都上陸龍蓮台風!」)ほか、恋する男女が想いを伝える「秋祭り」に起こった不思議な事件、龍蓮の茶州トンデモ観光案内で、秀麗たちもおおわらわな新作書き下ろしを収録。超人気シリーズ、お得感満点の外伝登場。

感想

読むと元気が出る小説。

彼らとともに日々を過ごしてみたい。
仕事に対する覚悟はそんなにないから、友人として、楽しい一時を送れたら嬉しい。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)
(2009/04/10)
伏見 つかさ

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評価★★☆☆☆

あらすじ

俺の妹・桐乃が、どうやら創作活動に目覚めたらしい。ところが、桐乃の書いた小説(ケータイ小説?)とやらは、同じく同人で小説を書いている黒猫にとって理解しがたいものらしく、案の定、口論になっちまった。その上、何を間違ったのか、桐乃が好き勝手書いたケータイ小説がネット上で話題を呼んで、出版社からオファーが来たっていうんだから、俺はただただ驚くしかない。というわけで、何事にも全力な桐乃が今回発動した“人生相談”によって、俺は、よりにもよって妹と、クリスマスの渋谷の街に繰り出す羽目になっちまった―!?って桐乃!さすがにその場所は兄妹で入っちゃマズイだろ。

関連レビュー

前巻【俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉/伏見つかさ】
次巻【俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉/伏見つかさ】

感想

ところどころ挟まれた小ネタが楽しい。
鬼畜兄貴!ハイパー兵器!東京ガリバー!邪気眼設定!

というか、小ネタしか楽しいところがなかった。
京介と幼なじみ・麻奈実のやりとりはギャルゲーのようだし、京介と桐乃の関係も1巻ほどの緊張感がなく、なあなあ。
続きを買うか悩むところだ。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
百舌の叫ぶ夜 (集英社文庫)百舌の叫ぶ夜 (集英社文庫)
(1990/07)
逢坂 剛

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評価★★☆☆☆

あらすじ

能登半島の突端にある孤狼畔で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生、倉木尚武警部の妻が巻きぞえとなり死亡。そして豊明興業のテロリストと思われる新谷を尾行していた明星美希部長刑事。錯綜した人間関係の中で巻き起こる男たちの宿命の対決。その背後に隠された恐るべき陰謀。迫真のサスペンス長編小説。

感想

警察と殺し屋のサスペンス小説。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
アース・ガード―ローカル惑星防衛記 (ソノラマ文庫)アース・ガード―ローカル惑星防衛記 (ソノラマ文庫)
(1998/08)
小川 一水

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あらすじ

問題は、宇宙人かどうかではない。友だちになれるかどうかだ。だが、宇宙は広く、世の中うまくはいかないもの。その友だちを逮捕しようとか、地球を「開発」しようとかいう宇宙人が大勢やってきた。友を守ると決意した高校生二人。地球を救うと決心した宇宙人一人。そんなトリオが、地道に地球を護ってきた謎の戦士と手を組んだから、もう勇気百倍、事態混迷。痛快グローバルアクション、新登場。

感想

ローカルSFどたばたアクション。

【以下ネタバレあり】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
野を馳せる風のごとく (角川スニーカー文庫)野を馳せる風のごとく (角川スニーカー文庫)
(1996/06)
花田 一三六

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評価★★☆☆☆

あらすじ

帝国暦十年―。自国が滅亡し、帝都カルディアに落ち着いていた元大公国の世子・ダリウスは、ひとりの少女と出会う。「強い人を探している」という彼女、ガルア国の皇女フィアナもまた、侵略により亡国の身分だった。侵略者に一矢報いてやりたい―その一途な志に打たれたダリウスは、腹心のキルスやラザークらとともに起ちあがる。空前絶後、わずか五人による一国の奪還は成るのか。超戦士ダリウスの獅子奮迅の活躍を描く傑作長編。

感想

架空歴史小説に定評のある花田一三六のデビュー作。
淡々とした語り口が花田一三六らしい。


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笑う怪獣―ミステリ劇場笑う怪獣―ミステリ劇場
(2003/06)
西澤 保彦

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評価★★☆☆☆

あらすじ

巨大怪獣とともに孤島に閉じ込められたアタル、正太郎、京介の悪友三人組と美女(?)三人。逃げる手立てもなく密室と化した孤島から、闇を切り裂く悲鳴を残し、ひとり、またひとりと消えていく…。地球侵略を企む凶悪宇宙人、殺人を繰り返す悪の組織の改造人間、暗闇に響く巨大怪獣の雄叫び。一読驚愕、驚天動地の特撮+ミステリの合体小説。

感想

「ミステリ劇場」という題の通り、怪獣や宇宙人が出てくる馬鹿馬鹿しい(誉め言葉)ミステリー短編集。
軽く笑い飛ばしながら読むのがふさわしい。


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