2010年(に読んだ本)のおすすめリストです。
2010年の一年間に読んだ本の合計数は、338冊(292冊+46冊)でした。過去2年に比べると少なく、1日1冊未満という結果に。目標を決めているわけではないのでいいんだけれど、なんだか拍子抜けです。
ひたすらライトノベルを読みあさっていた気がします。特に電撃文庫。有名どころには結構手をつけているんじゃないでしょうか。
今年は図書館で借りることに執着せず、読みたい本を読むようにしたいです。通勤中に読むために文庫本メインになっていましたが、ハードカバー本を読んだっていいじゃないか……!貴志祐介や有川浩など、好き作家さんの最新作に追いついて、新刊を読む喜びを味わうことを目標とします。せっかくの社会人なんだもの。大人買いしよう。本屋に寄って帰ろう。
では、特におすすめの5冊をどうぞ。
青春もの+ハードSF。ハードSFなだけに、物理学の用語や講義はいっぱい出てきます。私には1割も理解できません。なのに、面白いんです。わくわくしてページを繰る手が止まらないのです。それがどれだけ凄いことか。
孤高の天才に関わることになった主人公の青春っぷりもいい感じ。
【レビューはこちら。】仕事一筋だった女性のシンデレララブストーリー。ヒロインは彼氏をつくったり、会社の同僚と一緒にサークルに入ったりと段々とリア充になっていくのだけれど、それが嫌みじゃないのです。スイーツ(笑)に媚びるのでもなく、オタク臭くもなく、程良い感じのラブストーリー。
【レビューはこちら。】ミステリ短篇集。探偵役は、清掃員のキュートな女の子。彼女が清掃しているビルで起きたちょっとした事件を、小さなことから解決していきます。人の気持ちの機微が細やかに描かれているのが最大の魅力です。さらっと読めて心に残る、そんなミステリを探している方は是非手にとって下さい。面白いのは
「サクリファイス」だけじゃないですよ。
【レビューはこちら。】とにかく面白いゲーム小説が読みたかったら、土橋真二郎作品をどうぞ。中でもお薦めなのは本書。命を賭けた頭脳ゲームに参加する話なのは他のシリーズと同じなのですが、駆け引きが非常に熱いです。極限状態に置かれた人間の行動にも注目です。
【レビューはこちら。】Amazonでは何故かPCソフトとなってますが、書籍です。2010年1月には文庫版が発売されるようです。
ゲーム「Fate/stay night」の10年前を描いたスピンオフ小説なのですが、あまりの完成度の高さと燃える展開と面白さに夢中になって読みました。ゲームを作った人と筆者は別人なのですが、全く違和感がないのです。世界観と登場人物をきれいに消化しています。原作ゲームから入ると感動も一塩。鳥肌が止まらないです。
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