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気合を入れた本とそうでない本の差が激しい、読書感想文。メインの読書タイムは通勤時間。マイブームはライトノベル全般。
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アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)
(1999/10)
ダニエル キイス

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評価

あらすじ

32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイ・ゴードン。そんな彼に、夢のような話が舞いこんだ。大学の偉い先生が頭をよくしてくれるというのだ。この申し出にとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受けることに。やがて手術により、チャーリイは天才に変貌したが…超知能を手に入れた青年の愛と憎しみ、喜びと孤独を通して人間の心の真実に迫り、全世界が涙した現代の聖書(バイブル)。

感想

有名作だし一度は読まないと…と思いつつも、翻訳ものと文学的なあらすじに手に取ることを躊躇っていた。
2009年ハヤカワ文庫の100冊に選ばれていたので、いい加減読むことにした。

始めは、平仮名だらけで文法が間違っている文章が読みにくくて仕方がなかった。
知能が低いチャーリイを演出しているんだってことは分かってたけど、目が滑って読み進めにくい。
少しずつチャーリイの知能が高まってきて頃から面白くなってきた。
文章の書き方から、チャーリイの頭がよくなってきていることが分かる。
なんという翻訳の妙!

高いIQをもつよりもっと大事なことがあるのよ
アリスのこの台詞が、この物語が一番言いたいことなんだと思うけど、なんか納得できなかった。
知能は低いより高い方がいいに決まってる。
高くたって暖かい心をもっている人はたくさんいるはず。

チャーリイの知能が高くなるにつれ、パン屋の仲間や博士達が思っていたより素晴らしい人間ではなかったことが分かる。
賢くなったチャーリイはパン屋の仲間に嫌われ、仕事をクビになってしまう。知能が元の程度に戻る時、もう一度雇ってもらえることになった。
新入りがチャーリイをいじめた時に仲間が庇ったけど、この場面にもの凄い違和感を感じた。
チャーリイは、彼らをいい友達だと思っているけど、彼らが以前チャーリイをバカにしていたことは変わらないんだよ。
チャーリイを笑いものにしていて遊んで、チャーリイが普通になったら手のひらをかえした。
そんな彼らがいい人に描かれていて、もにょっときた。

チャーリイのIQがぐんぐん高くなっていく時は、面白かったけど、ラストが好きじゃない。
多分「IQが低くても心が優しい方がいいよね」的なメッセージが気に入らないんだと思う。
IQの高低と心の貧富には、全く相関はないと思うよ。

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